フリーランス美容師

フリーランスに転向したい美容師向け!基本的な準備を徹底解説

現在美容師をしていて、ゆくゆくはフリーランスに転向したいと考えている方の中に、このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、フリーランスになるための基本的な準備をフリーランス美容師のメリットとデメリットなども含めて現役美容師が解説していきます。

この記事を読むことによって、フリーランスに転向した際の手続き方法などが理解できるのでスムーズに新しい働き方のスタートを切れますよ。

そもそもフリーランス美容師に向いているのはどんな人?

本記事を読んでいる方は、「フリーランスになる!」と決意をした方の他にも「まだ悩んでいる...」という方もいるのではないでしょうか?

美容師の中でも働き方はたくさんあります。フリーランスで働くのか、サロンに雇用されて働くのかはもちろん向き不向きがあるので、こちらではフリーランス美容師に向いている人の特徴を紹介していきます。

人間関係に悩みたくない人

一般の美容室で働いていると、1人や2人くらいは「少し苦手かな…」と思う人がいると思います。とくに、美容師は朝早くから夜遅くまで長い時間を1つの空間の中で過ごすわけですから、苦手で気の合わない人がたった1人いるだけでも精神的なダメージがありますよね。

一方、フリーランス美容師になると個人で仕事をするので、そういった「人間関係」で悩むことはほとんどなくなるでしょう。

現状よりも収入を増やしたい人

美容業界は、他業界よりも平均給料と年収が低い傾向にあります。また、ボーナスが貰えないケースも少なくありません。今後も好きな仕事で暮らしていきたいと考えている方は、フリーランス美容師という働き方がおすすめです。

なぜなら、フリーランスとしてシェアサロンなどで働くとなれば、メニューの価格設定は自分で行います。よって、自分の価格設定次第では収入を増やすことが可能となります。

手取りを増やしたいからといって何も考えず価格を上げてしまうのは、「顧客離れ」にも繋がってしまうので慎重に行いましょう。

利用するシェアサロンの「売り上げ還元率」もサロンによって様々なので、必ず比較検討し決定しましょう。

向上心があって勉強熱心な人

フリーランス美容師になろうと考えている方のほとんどが、ある程度のスキルが身に付いており、たくさんの知識を持っている方が多いと思います。

しかし、フリーランスで活動していくとなると、これまでお店で新しい薬剤や技術・流行についてスタッフと共有できていた日常がぱったりなくなるので、自分でリサーチをして常に新しい情報を仕入れる必要があります。

また、個人事業主になるので確定申告や税金についても不備がないように、しっかりとネットや本を利用して勉強する必要があります。

自分の力で集客ができる人

近年、SNSを上手く活用し集客につなげている美容師が増えていますよね。数あるSNSの中でも特にInstagramは集客に大きな影響をもたらします。

ただ更新すれば良いという訳でもなく、「どのような投稿が求められているのか?」「自分の売りをアピールするためにはどのような投稿がヒットするのか?」など戦略を立てることが大切です。

ハイトーンカラーが得意なのであれば、ハイトーンカラーに特化した美容師として自己ブランディングを行いましょう。

「カリスマ美容師」と呼ばれる方には以下のような共通する特徴があります。

SNSなどを駆使して情報を発信している

1つの技術に特化している

以上のように、売れる美容師の特徴を把握して自力で集客を行う必要がるのです。

フリーランス美容師になるための事前準備

これからフリーランスとして働こうと決めた段階のときに、しておきたい事前準備がいくつかあります。

事前準備

  • 薬剤と備品の仕入先を決める
  • 顧客管理方法を決める
  • 勤務先のシェアサロンを見つける

では、それぞれ詳しく解説していきます。

薬剤と備品の仕入れ先を決める

雇用されていた時とは異なり、常備されている薬剤を自由に使える訳ではありません(シェアサロンによって契約内容は異なります)。使用する薬剤や備品は、自分で仕入れと管理を行う必要があります。

一般の美容室では、お店とディーラーが契約をして薬剤などを仕入れていると思いますが、個人と契約を行っていないディーラーが多いのが現状です。

そのため、どこから薬剤や備品を仕入れるのか事前に調べて、ある程度目星を付けておきましょう。

顧客管理方法を決める

フリーランス美容師は、顧客管理もすべて自分で行う必要があるので「どの予約システムを利用するのか」決めておく必要があります。

では、フリーランス美容師に人気の予約システムの中から1つ厳選をして詳しく紹介します。

LiME

美容師の現場の声や体験から生まれた、美容師による美容師のための予約アプリです。

無料で使える機能は以下の5つです。

無料

  • カルテ管理
  • 予約管理
  • レポート
  • お客様とカルテの共有機能
  • プロフィールページ

有料で使える機能は以下の9つです。

有料

  • ネット予約
  • ライン公式アカウント連携
  • レジ会計
  • カード決済
  • SquarePOS 連携
  • 大手集客サイトHPB予約連携
  • Google予約連携
  • インスタグラム連携
  • 多店舗管理機能

以上の通り、このアプリ1つで予約管理や顧客管理、お会計など全て揃っていてとても便利なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

その他の参考サイト

勤務先のシェアサロンを見つける

フリーランス美容師の働く方法として「シェアサロンを利用する」「面貸し契約をする」など、いくつか種類があります。今回は「シェアサロン」で働くケースで解説します。

補足:シェアサロンとは、すでにある美容室の1席をフリーランス美容師が個々に契約して利用できることを指します。

先ほども触れたように、お店によって「月額利用料」や「売上の還元率」などが異なるので、気になるシェアサロンについては詳しくリサーチしておきましょう。

自分に合ったシェアサロンの選び方の主となるポイントは以下の3つです。

内装が好みかどうか

手取り額が多いサロン

自分の顧客が来れそうな場所にあるのか

こちら以外にも、自分の中でサロン選びの際に譲れない条件を決めておいて、それに沿って選ぶと契約後に失敗することはないですよ。

気になるシェアサロンを何個か見つけたら、実際にお店に足を運んで見学にいくことをおすすめします。

DXシェアサロン

都心を中心に10店舗以上展開し、メインブランドとして「ALBUM」を運営している株式会社オニカムが、2022年1月に原宿に出店したシェアサロン。

最大の特徴としては、業界最大級の売上還元率という点。売上の85%を美容師に還元してくれるシェアサロンは、そう多くはありません。最高の報酬と最高の空間を提供してくれるので、将来の事を考えても安心して働き続けることが叶います。

フリーランスになったら必要な手続き

フリーランス美容師になり、個人事業主として活動していくために必要な手続きが4つあります。

必要な手続き

  • 国民健康保険に加入する
  • 厚生年金から国民年金に切り替える
  • 個人事業主として開業届を出す
  • 青色申告承認申請書を提出する

手続きに関して不安を抱えている人、右も左もわからない人はたくさんいるかと思います。こちらについては、次の記事で詳しく解説することとします。

まとめ

本記事では、フリーランスになるための「基本的な準備」や、フリーランス美容師の「特徴」などについて解説しました。少しでもフリーランスに関する疑問点やお悩みが解消できれば幸いです。

自分のお店を持たずに、フリーランスで活動していく新しい美容師の働き方で、新たなスタートを切ってみてはいかがでしょうか。

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